大楠うなぎの想い
人を笑顔にする贈り物 うなぎ。
うなぎ養殖は試行錯誤の毎日。
人にもうなぎにも愛情をこめて−。
代表取締役社長
楠田 利浩
この道35年。志布志は水がとても豊富で、地下70mから汲み上げた霧島山系の天然地下水でうなぎを育てています。なかなか全てが上手くはいかないのが養殖の難しいところですが、「餌をたくさん食べて早く大きくなれ」「美味しいうなぎになれ」と声をかけながら大事に育てています。出荷した際に、問屋さんから「今回のうなぎはおいしかったよ」と評判をいただくことが、何より嬉しいですし、励みになります。
大きなうなぎは身が柔らかくて美味しいですし、小さなものは身が締まっていて味わい深いです。サイズに違いがありますが、それぞれの良さがあります。おすすめの食べ方は、蒲焼が好きな方はやっぱり鰻重ですね。白焼きはなかなか手に入りませんが、それを刺身醤油で食べるのも私は好きです。長年うなぎに向き合っていますが、まったく飽きることはありませんね。私はうなぎが大好きなんです。
うなぎをプレゼントされたらみんな嬉しいでしょう。うなぎは人を笑顔にする贈り物だと思います。
専務取締役
楠田 幸希
うなぎはとてもデリケートな生き物なので、体調管理がとても難しいです。まず、水は汚いとよくないし、かといって綺麗すぎるのもダメ。湿度も含めた水質管理が重要なんです。稚魚から出荷できるまでは早くても6ヶ月、平均で9、10ヶ月ぐらいかかります。その間、人間のように話をしてコミュニケーションが取れないので、泳ぎ方や餌の食べ方を観察して、健康状態を推し量ります。餌をあまり食べてくれなかったり、元気がなかったりして悩むこともよくありますが、自分たちなりに試行錯誤しながら日々勉強しています。うなぎが大きく育って、うまく出荷できたときは、自分の子供が成人したような、「ようやく大人になってくれたな」という達成感があります。
良いうなぎの条件は、まずは大きいこと。そして曲がったりしておらずハリがあり、全体的に色艶が良いことです。出荷の時は、うなぎの大きさを分けるために一匹づつ手作業で選別していきます。この作業は大変ですが、質の良いうなぎを見極めるには欠かせない作業です。
私たちが大切に育てた大楠うなぎを、多くの方にぜひ味わっていただきたいです。
運営統括責任者
楠田 千鶴
志布志は水や空気が美しくなにより人柄が良い土地です。
大楠鰻は、従業員9名がそれぞれうなぎのことを一番に考えて、うなぎの生産に向き合っています。従業員同士の人間関係が良好であることが、うなぎが健康に育つためにもきっと重要だと思うので、職場の風通しをいつも良くして、働きやすい職場を目指しています。
あんなに小さかった稚魚が、立派になって出荷されていくのを見送る時はとても嬉しいですし、
愛情をかけて育てた分、ちょっぴり感傷的な気持ちにもなります。
多くの方同様に、私もうなぎは特別な日に食べます。皆様にも、なにかの記念日に、大切な人たちとゆっくり召し上がってほしいです。おすすめの食べ方は、蒲焼の場合もグリルで焼いて、表面はパリッと、中はフワッとさせること。
それと、実は尻尾の部分が旨味が詰まっていて意外と美味しいんですよ。ぜひ味わってみてくださいね。